HTML4.0 (WorkingDraft) に於ける、新採用規格


 「新」とは云っても、既に IE や NN で実現されている要素を正式採用した(まだ正式版ではないが)に過ぎないが、しかしこれは、HTML規格の大きな前進であり、これによって互換性などを心配せずに安心して要素を使用できる。
 但し、現時点ではまだ「ドラフト」の段階であるため、この規格を完全にサポートしたブラウザという物は存在しない。また、正式に規格が定まっても、対応ブラウザが市場に出、そしてユーザーに浸透してゆくまでには、かなりの時間がかかるだろう。この事は未だに NN2.0 などを使用している人が沢山いることを見ても明らかである。従って、この規格が正式に定まったとしても、それを「より多くの人たちに向けて発信したいページ」や「公式なページ」上で使用してゆくのは、遠慮すべきであろう。但し、使わなければ宝の持ち腐れであるので、「実験的なページ」や「仲間内のページ」などに限っては、これら新採用の要素を積極的に使用してゆくことはやぶさかではない。

 さて、具体的な主な新規格は、以下の通りである。  これらの他にも様々な「バリアフリー」や「国際化」を狙った改良が加えられている。規格元であるW3Cに、日本語の記事があるので、そちらも併せて参照してみるとよいだろう。なお、要素の詳細などは、正式版がリリースされてからこの場で紹介していく予定である。